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 卒研生・大学院生・JSPSフェロー募集案内

当研究室では、幅広く、卒業研究生(学内)、大学院生(学内及び学外)、ポスドク(JSPSフェロー)候補者を募集しています。

種々の金属および非金属ナノ粒子をギャップモード配置で用いて、超高感度(単一分子感度)・超解像(<10 nmの空間分解能)の表面増強ラマン分光、表面増強赤外分光により、金属や非金属表面/溶液界面に存在する分子の状態分析(構造や配向性、基板表面との電子的相互作用の解明)を行い、基礎化学として重要な吸着状態の分子レベルでの解明とともに、応用面では触媒や機能性材料表面で起きる反応の解析を進めています。細胞内部のin vitroラマン分析や、自然水・土壌中の重金属イオンの捕捉・検出も進めています。

1)卒研生

学内に限らず、当研究室での卒研に興味があり、大学院進学を検討している学生の皆さんは、下記まで気軽にご相談ください。

 

 

 

H29年度の卒業研究テーマとしては、以下のように、研究内容に沿った最新のテーマを研究しています。

・ギャップモード誘起光触媒反応について:当研究室で発見したp-アルキルチオフェノールの光酸化反応のギャップモードラマン分光を利用した詳細な解明を進めています。

・AgNP, AuNP表面に吸着した残留クエン酸の挙動:pH依存性、脱離性、置換性、共吸着性など

・ATR-SEIRA分光によるAu/PMBA/水溶液界面の水和カチオンの吸着性:当研究室で見出したE<pzcでの水和カチオン吸着に対する表面種の影響など

2)大学院生、研究生

当研究室では、大学院生や大学院進学を目指す研究生を幅広く受け入れています。下記のメールアドレスに、お気軽に問合せの上、見学・ご相談ください。

 

 

H29年度修士研究テーマ

・flocculation-SERS法による水和イオンの捕捉と吸着状態解析:銀ナノ粒子表面種を変えて、金属イオンの捕捉とその水和構造の分析を進めています。

・ギャップモードによるSiカンチレバーを用いたTERS分光の実現を目指して:当研究室で見出した逆配置ギャップモードの展開として、金属コートなしのSiカンチレバーによるTERSや蛍光イメージングの実現性を調べています。

・ギャップモードの実用的展開: AuNPによるATR-SEIRA実現、TiO2表面反応解析、Fe2O3磁性ナノ粒子による分子への力学的ストレス

・flocculation-SERS法の細胞への適用:DNA/RNA塩基と金ナノ粒子の相互作用解析を行い、次に実際の細胞に適用しています。細胞への金ナノ粒子の導入課程(エンドサイトーシス)から、内部での代謝に関してラマン分光分析を進めています。

・ギャップモード誘起金属ナノ粒子の光捕捉現象の解明:当研究室で発見した光捕捉現象について、メカニズムを含めて詳細な検討を進めています。

3) JSPS等ポスドク募集

当研究室では、JSPSフェローなどのプログラムを利用したポスドク(博士号取得者)を受け入れます。興味がある

方は気軽にご相談ください。

4) 共同研究募集

以下の研究テーマ、あるいは関連するテーマについて、企業、大学、国公立研究所の皆さんに幅広く共同研究を募集しています。質問・問い合わせも受け付けますので、お気軽にお問い合わせください。

 

・金属ナノ粒子の形成法や表面残留物の制御・表面化学

・表面プラズモン関連光学/分光・光学素子・色材・センサへの応用など

・高感度ギャップモードラマンの触媒・機能材料反応解析への適用

・flocculation-SERSの細胞・生体系への適用や土壌・自然水分析

・TERS実用化に関して、プローブ形成・装置構築、触媒・機能材料の局所反応解析、光メモリなど

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